長崎県での債権譲渡に対する報道
「株式会社ふくおかフィナンシャルグループと株式会社十八銀行の経営統合」は昨年7月から公取委の二次審査となっています。
http://www.jftc.go.jp/dk/kiketsu/index.files/160708.pdf
この企業結合については、問題解消措置として債権譲渡が検討されているようです。その債権譲渡について、譲渡先となる可能性がある「佐賀銀行」のコメント、より正確には佐賀銀行のコメントに対する報道、が興味深かったため紹介します。
佐賀銀行の陣内芳博頭取が、債権譲渡の打診があった場合、個々の債権について個別に判断したいとの旨のコメントを発したようです。
そのコメントに対する評価が、佐賀新聞は「慎重」と報じ、産経新聞は「前向きな姿勢」と報じています。毎日新聞は事実を中心に伝えています。
佐賀新聞と産経新聞の報道のトーンの相違は何に由来しているのか、興味深いところです。
https://mainichi.jp/articles/20170623/ddp/008/020/013000c
これまでの長崎県の銀行の企業結合に関連する記事は次のとおりです。
japancompetitionpolicy.hatenablog.com
japancompetitionpolicy.hatenablog.com